わたしのカケラ〜感想棚〜

ワタシの時間を彩るカケラ。映画やドラマ、本の感想をただひたすらに書く個人記録。

映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

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喪失と再生の物語。
父の遺した鍵の穴探しの冒険ストーリーかと思いきや
鍵はキッカケで
この子にある沢山のことを乗り越えていく姿がテーマだと思った。
鍵じゃなくて、この子を追いたい映画。

 

この子の周りには人の理解と愛が在って

 

自閉スペクトラムサヴァンの設定なのだろうけれど(観るまで知らなかった。導かれたみたい)、わかりすぎて開始25分で泣きました。
この子から湧き溢れるパワーと、確かな困難。

特性を乗り越えるというより
まさに、再生。

 

この題名の意味は、なるほど❗️です。
この子自身の、目線の、物語。

 

理解するって
寄り添いって
子どもを人として尊重するって姿も、この中には散りばめられていた。

愛。

 

見終わってから、じわじわと深まる。