映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」
イギリスの福祉制度と貧困の映画です。
感動的に仕立て上げるわけでもなく、過激表現するわけでもなく、「人であることの尊厳」と事実を表現した映画だと思います。
人としての権利をはねつけるかのような制度や規則への怒りのメッセージが感じとれるとともに、助けの枠に入れない人たちの、人であるからこその慈しみの愛が在りました。
フードバンクでのシーン、堪らなかった。
イギリスだからと他人事や物語として決してみれない、リアリティのある映画です。
ダニエルの言葉を、胸に残して明日も誇らしく生きよう。ダニエルの姿を、自分の中に取り込んで明日も人らしく生きよう。
そんな風に、思いました。