わたしのカケラ〜感想棚〜

ワタシの時間を彩るカケラ。映画やドラマ、本の感想をただひたすらに書く個人記録。

洋画

洋画【2020.5月のピックアップ】

映画ごとに感想載せるのって楽ですが 多少まとめた方が見やすいよなぁ…と思い(今頃) 月ごとに、数本ずつあげようかなと思った次第です。大丈夫?果たして続くのか?と自分に期待はしてませんが、「やってみる気持ちこそ真の価値があるのだ」と…この世のどこ…

映画「パッセンジャー」

地球から120年先の星へ移住するために5000人以上の人間が宇宙船の冬眠ポットで眠りながら移動中に、到達まであと90年の地点でジム(クリス・プラット)が目覚めてしまう。 全体的に、ご都合良く進む映画だなぁ。という感想はさておき… 映像がとにかく美しい映…

映画「ブレイン・ゲーム」

題名がなんだかしっくりこない。原題「Solace」の方がいいな。悲しみや失意からの慰み。 とは言え、この手のアンソニーホプキンスがとてもとても好きです。医師で彼という、あのレクター博士を思い出させる。 この映画では連続殺人犯を「追う側」のアンソニ…

映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」

イギリスの福祉制度と貧困の映画です。 感動的に仕立て上げるわけでもなく、過激表現するわけでもなく、「人であることの尊厳」と事実を表現した映画だと思います。人としての権利をはねつけるかのような制度や規則への怒りのメッセージが感じとれるとともに…

映画「フロリダプロジェクト」

多くの人がお金をかけて訪れる夢の国ディズニー、その隣にあるモーテルで 詐欺や盗んだ物を売るなどしてその日暮らしをしているシングルマザーのヘイリーと娘のムーニー。 こういう貧困の現実もだけれど この映画はキラキラしたストーリーを作り込んだり感動…

映画【ビューティフルボーイ】

薬物依存の怖さが生々しく描かれている。 「元の息子に戻れる」という期待を前面に出して救おうと必死にいた父親の想いと、抜けられない依存症の自分との狭間でニックは苦しみ、どんどん悪循環に陥ってしまう。 薬物依存性を本人の問題にしている限り、本人…

映画「遠い空の向こうに」

炭鉱の仕事が暮らしを支えている1950年代の小さな町。 地下に潜って炭鉱を掘ることに誇りを持つ父の二男であるホーマーの夢は、空の上、宇宙だった。 夢に真っ直ぐなホーマーと、彼の仲間の、 10代の持つ宝物のような情熱がとても眩しい。 子どもたちに見せ…

映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

喪失と再生の物語。父の遺した鍵の穴探しの冒険ストーリーかと思いきや鍵はキッカケでこの子にある沢山のことを乗り越えていく姿がテーマだと思った。鍵じゃなくて、この子を追いたい映画。 この子の周りには人の理解と愛が在って 自閉スペクトラム・サヴァ…

映画「ストレイト・アウタ・コンプトン」

素晴らしかった。 当時のアメリカの社会問題が詰まっていて、人種差別による不当な扱い、暴力や薬、理不尽な抑圧に満ちた街コンプトンで育った彼らが、社会への反発や問いなど等身大の叫びをヒップホップにして全米の社会現象にもなる人気グループとなった実…

映画「ハートビート」

バイオリンの音色 バレエダンス ストリートダンス それらをたっぷり堪能できる、音楽学校の話。 バレエダンサーを目指す、才能あるルビーと 祖父の形見のバイオリンを地下鉄の駅で演奏する日々のジョニーが出逢って、惹かれあっていく様もとてもいい。 ラス…

映画「アトミック・ブロンド」

これはもう、セロンが最高に美しい。 ベルリンの壁崩壊の直前の、ベルリンと東ドイツのスパイの話。暗い背景なのに、シンプルで飾らないバイオレンス映画。 生身で殴り合って傷だらけのセロンの姿は、カッコ良かった。 二重スパイは誰なのか?というストーリ…

映画「誰も知らない」

1980年代に実際にあったネグレクトの事件を元に製作された映画。 置き去りにされた子どもたち4人の、生きる日々。手を差し伸べる大人は、この作品の中にどこにもいなかった。 次第に電気ガス水道も断たれてしまう一室で、母はもう戻ってはこないことを悟りな…

映画「私の中のあなた」

白血病のケイト。ケイトの周りには、その闘病に全てをかける母のサラ、弟のジェシー、そしてケイトのドナーベビーとして生まれたアナ、家族を支える父。 家族愛もだけれど、人権もについても描かれている。 ケイトを救いたい一心で全てを捧ぐサラを真ん中に…