映画【ビューティフルボーイ】
薬物依存の怖さが生々しく描かれている。
「元の息子に戻れる」という期待を前面に出して救おうと必死にいた父親の想いと、抜けられない依存症の自分との狭間でニックは苦しみ、どんどん悪循環に陥ってしまう。
薬物依存性を本人の問題にしている限り、本人も家族も誰も救われないことがよくわかる映画。
「これが僕だよ!」と愛する父親に訴えるニックには胸が潰れそうになった。
依存症と生きる。
そうなったら今までと別人なのか?
冒頭の父親の「時々思う。自分で育ててきた息子。これは誰だろう?」という言葉。
自分の見てきた幼い頃からの息子との幸せそうにする思い出のシーンが沢山出てくることが、ニックにドラッグで何かあるごとに走る父親の愛や苦悩や切望そのものを映し出していて
そして父親を求めるニック自身の苦しみ。
薬物依存性やアルコール依存症
"死ぬまで依存症者なのであり、今は摂取しない選択を選んで生きている" と言っていた人の言葉が、これを観て私の中で重みを増した。
もっと依存症について勉強して理解したいと思うようになった映画でした。
観て良かった。
洋画 【SF系の部屋】
あまり積極的に観ていないようなジャンルだと思っているのですが、気がついたらむしろ割と観てハマっている物は多いのか…?とふと思った、SF系です。(なんのこっちゃ。)
なるべく王道は外します。たぶん…
『ミッション: 8ミニッツ』
列車爆破テロの犯人を明らかにするミッションを、何度も何度も何度も…何度も行うスティーブン。
何度も…?どういうこと?
はい、観てきてください!
そして、誰か私に分かりやすい説明をお願いします。ラストが、あれ?え!?何故に?えーとつまり…???で頭こんがらがってます。
それも含めて、ずば抜けの面白さ。
『ハンガーゲーム』1〜4
王道きた。
独裁国家が国民を12地区に分け支配し、
政府への反乱を抑制することを目的に各地区から2名ずつ選び、殺し合いゲームを毎年開催する。
その"ハンガーゲーム"は、首都キャピトルに住む富裕層の娯楽でもあり、ショーとして仕立て上げ、番組放送される。
何て最悪な気持ちの悪いシチュエーションなんだろう…と思うのだけれど、この映画は4作かけて、主人公のカットニスがこのゲームを生き抜きながら独裁政府へ立ち向かって国民の希望の象徴として挑んで行くという、勇敢な女戦士の話なのです。
カットニスを演じるジェニファー・ローレンスの魅力はシリーズを進める度に増し続け
賢く、勇気があり正義感が強く、愛のあるカットニスにどんどん惹かれていく。
見どころの大きな一つは、
殺し合いゲームに参加を強いられる者たちの生活の姿と、それを娯楽にする富裕層の姿との対比。清々しいほどにはっきりと表現されています。
そして、カットニスの葛藤や挑み成長し続けていく勇敢な姿
命をかけなければならない状況を強いられている本人たちと
どこまでもエンターテイメントに仕立てる外野。
とにかく4作すべてが、見応えあり。
また、違うけれど似たような映画で
『ダイバージェント』1〜3
文明が崩壊後の管理社会。
人は政府の適正テストを受け、5つの共同体に分類され管理されていた。【勇敢】【無欲】【高潔】【平和】【博学】
そのどれにも属さない異端者"ダイバージェント"は秩序を脅かす危険因子として抹殺される。
主人公トリスは、そのダイバージェント。
これも面白いストーリー。
支配や抑制など、とても考えさせられます。
『インセプション』
夢が多層構造になっていてとてもややこしく、頭の中がパニックになる。
どう解釈してもいいと思える映画。
観る人を迷子にさせる映画。
とりあえず、私はまだよくわかっていません!
わからないけど、凄いと思った映画。
わからないから、気になって気になって仕方がない。
クリストファー・ノーラン監督の作品は、私はどうしても中毒になる。
『レディプレイヤー1』
スピルバーグ監督。
2024年、仮想空間のVRの世界が、人類にとっての"オアシス"そのものだった。オアシスではだれもがなりたい自分になれる…
そんな世界をふんだんに魅力的に繰り広げ、その映像はとにもかくにも、凄い。
尚且つ、しっかりと現実世界の素晴らしさも描かれている。
目が大喜びするたまらない映画だと思う。ほんと凄い。必見。
スピルバーグ監督のSF映画はザ・王道なんだけれど…どうしても載せておきたいあたたかい作品の一つ。
何とも愛らしい可愛いUFOの形をした宇宙人が、立ち退きを迫られている古いアパートの住人たちを救う話。
子どもの頃に観て、好きだった作品。いつまでもとっておきたい映画。
子どもの頃と言えば
『コクーン』
友好的な宇宙人と、人間の老人たちとの話。
繭(コクーン)が入っているプールに老人たちが入ると元気に若返る。
かわりに、宇宙人は衰弱していく。
という事くらいしか思い出せないのに、当時はグレムリンやスターウォーズなんかと同じくらいよく観ていたので、気に入ってたのだろうと思うので挙げてみました。
『タイムライン』
転送機械によって現代から14世紀フランスの英仏百年戦争の真っ只中にワープしてから、生き抜く話。
面白いし、ジェラルド・バトラーもカッコいい。全体的に好みの映画です。
洋画 【忘れられないサスペンス・ミステリー】
すごくいい!!というチョイスでなく、とにかくどうしても忘れられない…という痕を残したサスペンス系をひたすら挙げようと思います。
『危険な遊び』
。
スリラー。
カルキン君が本当に恐ろしいんだけれど(と当時は感じた)
ラストの母親のシーンが忘れられない。
ラストの選択には考えさせられて…ずいぶん時が経ったけれど未だに答えは見つからない。
今見たらまた違った感じ方をするかなとも思うかな。
『エスター』
サイコサスペンス。
怖い。怖くて、だけど辛い。
よく出来てると思う。
とても忘れられない…誰か観て欲しい(忘れられない道連れに)
『ミザリー』
これもまたサイコな…怖すぎ。
評価は高いんだけれど、怖かった、、
スティーブンキング原作。
『永遠のこどもたち』
雰囲気がまぁ怖いんだけれど、ストーリーは、とても悲しい話。孤児院の封じられた悲劇が明らかになっていく。
しばらくぼう然と、感傷的な気持ちから上がれなかった。
『フロムヘル』
切り裂きジャックを題材にしたミステリー。
これは、好きで忘れられない。
このジョニー・デップが私の初デップ。カッコ良くて、、ヘザー・グラハムも可愛い。
『ブラック・スワン』
ナタリー・ポートマンたっぷり。
悲しいストーリー。白鳥の湖と、バレエに身を捧げ破滅していくナタリーのラストは印象的。
追い詰められていくサイコスリラー。
洋画 【シーンが印象的な映画の部屋】
とにかく個人的に、良くも悪くも焼き付いているシーンがある映画をただただ挙げてみようと思います。
『セブン』
これはもう、かなり衝撃的だった。
ラストの映像とシーンは忘れられない。
衝撃的過ぎて、二度観れないやつです。
『赤ずきん』
"赤"のコントラストがとにかく美しい。
『仮面の男』
主演はディカプリオなんだけれど
彼を支えるダルタニアンに胸が熱くなる。
この切なくて愛があるダルタニアンが観たくて、何度も観る。
『ロミオ&ジュリエット』
バズ・ラーマン監督。
水槽越しに見つめ合うシーンと
朝を迎える時のつかの間の幸せの2人のシーンは、その後の2人の悲しい結末を前に印象的。
これもバズ・ラーマン監督によって独特の煌びやかさの世界と映像美に仕上がっている。
デイジーらの衣装は本当にお洒落で可愛い。
『コンスタンティン』
悪魔を人間界から地獄へ送り返す力を持つキアヌリーブス。
個人的にはかなり好きで気に入っているシーンも多く、何度も観る映画です。
ラストの収まりもとても良い。
これはアクション部屋で挙げたい!
フランス旅行先で娘が拉致されるシーンは衝撃的。
娘を救うために元CIA工作員の父が人身売買組織に乗り込み暴走しまくる姿は胸が痛む&爽快です。
パパ最高にカッコいい。
『SAYURI』
惚れ惚れする。
SAYURIが芸者としてのし上がって
この舞台の舞は鳥肌。
子ども時代のSAYURIの名シーンも
洋画 【恋愛の部屋】
そんなに好んで見るカテゴリーではないのですが、そんな中で浸れるラブロマンス映画をチョイスします。
『ジョーブラックをよろしく』
ブラピは死神。この青年の身体を借りて人間界に降りて来た死神。
そして美しいクレア・フォーラニと、父・アンソニー・ホプキンス。
極上の恋愛であり親子の話であり
アンソニー・ホプキンス演じる父親無くしてこの物語は始まらないし終わらない。
こんな死神、素敵過ぎてウットリする…
感動の恋愛ファンタジー。
『ある日どこかで』
子どもの頃に観て以来、ずっと私の中の上位にいる映画!
こんなに切ない素敵な恋愛映画はあるの?ってくらいに好み。
クリストファー・リーブ主演のタイムトラベルファンタジー。
マッケナ役のジェーン・シーモアが美し過ぎる…!私でも惚れる。
これを観ると、はじまりはどこからなのかという永遠の問いがぐるぐると回り続ける。
ニワトリか卵か、みたいな。
この映画の中のキーとなる"懐中時計"は、誰の物だったのだろうか。
切ないけれど、ハッピーエンドという事なんだろうと思う。
この映画のラフマニノフが耳に残り続けて30年経ちます。
『イルマーレ』
どちらが好み?
海辺の家・手紙がキーワードとなるラブロマンス。
しっとりと浸れる映画。
うーん。切ないラブロマンスばかりですね。
洋画 【サスペンス・ミステリーの部屋】
これ系はそれこそ好みがありますが、私の中で「いいね👍」を大量に押したい作品を挙げてみます。
20年前の出来事をきっかけに、NYにやってきた不運な青年を軸に展開するサスペンス映画。 2人のマフィアのボスをモーガン・フリーマンとベン・キングズレーが演じ、暗殺者グッドキャットをブルース・ウィリスが演じる。
おおお!!っとなる系。テンポも良いし面白い。センスが好み。
『閉ざされた森 』
2転3転する、どんでん返し系。
推しです。
ジョン・トラボルタ。いいねいいねを押しまくりたい!
監督はダイハードのジョン・マカティアナン氏。
『メメント』
これはもう…何度観ただろうか?
一回目、何が何だかわからずそのまま二回目に突入した。
クリストファー・ノーラン監督!
ストーリーを終わりから始まりへ、時系列を逆向きに映し出している。
目で追い続けるせいか、バラバラにシーンが記憶に焼き付くのでまた無性に観たくなるのだ。中毒のよう…
『Unknown アンノウン』
5人が密室倉庫で目覚めると全員が記憶喪失になっている。それぞれの異常な光景に、自分たちに一体何が起こったのか?
面白い。
死刑囚となった元大学教授デビッドが、刑の執行直前に1人の女性雑誌記者に真実を語りはじめる。
果たしてデビッドは有罪か?無罪か?
死刑制度について問うようなサスペンスでもあり、衝撃の結末を楽しめるし、秀逸な映画だと思う。
ケビン・スパイシーとケイト・ウィンスレット。この映画のケイト、好き。
ではケビン・スパイシー繋がりで
王道の
これはもう、ザ!どんでん返し!
素直に面白くて完璧。人気上位を譲らない。
観るべし。
物語のキーワード "カイザー・ソゼ"。
『アイデンティティ』
いや、凄い。としか言いようが無い映画。
嵐の日のモーテルを舞台に、そこに訪れた男女が次々に殺されていく…
ちょっとグロテスクだけれど、結末的には、必要なのだと思える。
展開、読めますか?
カオス理論のバタフライ効果がテーマ。
エヴァンは何度も過去を書き換え愛する幼馴染みケイリーとの未来を救うために奮闘するけれど、その度に事態は思いがけない方向へと悪化していく。過去の出来事、どこをどう換えれば彼女の苦しみを救え、自分たちは幸せになれるのか。
愛する人のための自己犠牲。
完璧な作品。シリアスなテーマ。
バタフライエフェクト2と3は観てない。
『シャッター・アイランド』
レオナルド・ディカプリオ主演のサスペンススリラー。
連邦保安官のテディ(ディカプリオ)とチャックが犯罪者収容精神病院のある島を訪れる。
謎を整理してまた観ると、伏線が拾えて見方が変わる。
これ系、いいよね。
『12モンキーズ』
人類絶滅の危機を救うべく、22世紀から現代にやって来た男。時間旅行。
何度観ればいいのやら…
観るたびに、「ああ、そうだ!」となるのに
しばらく経つと霧にまみれるようにモヤモヤしてまた観たくなる。私はそのエンドレスにはまってる。
強烈なブルース・ウィリスとブラピに会うならこれ。
伏線が拾い切れなくてエンドレスなのかな。
観ても観てもそんな風に面白い。
『フォーンブース』
息をつく暇がないほどに、ハラハラドキドキの高評価サスペンス。
個人的には、こういう見終わったあとに、何だったのかと真意を勘ぐりたくなるようなサスペンスは好き。
コリン・ファレルが凄い。ほぼコリン・ファレルの1人映画のようなものなのに、スリリング。
韓国・香港【薦めたい映画の部屋】
韓国映画も、香港映画も好きです。日本映画とはまた違う重たさやリアリティがある。
韓国映画は絶対字幕派です。韓国女性の喋り方って可愛いらしく聴こえます。
ジャッキー・チェンの映画だけは吹き替え派。
あの声を聴いて私は育ってるからでしょうか。
女子刑務所のコーラス。こういうの大好き。
人と人との繋がり、命、人権。
実話が元になっているので、尚更に思うことが駆け巡るヒューマン映画。
とてもおススメ!号泣。
とにかく観て、そして嗚咽泣いて欲しい。
チョン・ジヒョン(画家の卵)、チョン・ウソン(殺し屋)、イ・ソンジェ(インターポール)。
オランダが美しい…映像美。私の中のとっておき。
声に出して泣いた、3人の愛の物語。
ちなみに、本編はチョン・ジヒョン視点
『デイジー Another story』は殺し屋チョン・ウソンの視点。あわせて観たくなる映画。
監督は、「インファナルアフェア」3部作のアンドリュー・ラウ監督。よく出来てるわけだなぁ。
ということならやっぱり、
『インファナルアフェア Ⅰ 、Ⅱ 、Ⅲ』
現在→過去→その後
と3部作の傑作。
マフィアから警察、トニー・レオンと
警察からマフィア、アンディ・ラウ
2人が対極的で、タイトルの原題 "無間道"とは…と考えさせられる。
つまり"無限地獄"。抜け出せない。
そういったテーマをずっしりと描いている。
ハリウッド映画でリメイクされた「ディパーテッド」では、レオナルド・ディカプリオとマット・デイモン。
あちらはあちらで娯楽的に楽しめる大作。
でもトニー・レオンの哀愁というかやさぐれたような渋い色気、アンディ・ラウのような冷徹な知的な憎めない感じがこの内容には合ってるなーと思う。
こちらの方が重厚で深く、重たく、哀しい。
王道だけど、これ。
初めて韓国映画を観たのがこの映画。
泣いた。
こんな愛を得たい!と思うような、夫婦のストーリー。
「猟奇的な彼女」よりこちらが好き。
チャン・ヒョクだし
チョン・ジヒョンの飾らない魅力に溢れてる。
2人の愛らしさに惹かれてそして感動する。
切ないけれど、観終わって言葉にならないあたたかさの余韻に、浸ることができる作品。
『アイリス』
ドラマ版〜映画1、2
国際スパイアクション大作。南北問題。
観終わるとアイリスロスになる。
イ・ビョンホンかっこ良すぎる。
個人的に、北朝鮮側のソンファ(キム・ソヨン)にとても惹かれた。
アイリスのドラマの紹介ついでなのでこちらもドラマを…
アイリスのスピンオフ版で
ドラマ『アテナ』
実はアイリスより先に観た。
NTS要員ジョンウ(チョン・ウソン)と米国家情報局(DIS)東アジア支部長のソン・ヒョク(チャ・スンウォン)
そして、その真ん中にヘイン(スエ)。
どハマりしたドラマ!
敵対するチャ・スンウォンが痺れるほど魅力的。自分がヘインになった錯覚(なりたい妄想)に陥るほど、このヘインの立ち位置は凄い。
アイリスのスピンオフなので、おお!っとなる演出もある。
アテナを先に観た私は、次に観たアイリスがとても感慨深いものになった。
『香港国際警察』
ジャッキー・チェンの映画はほぼ観てる中で、これ特によく出来てるなーって映画。
私の次男が8歳の時に観て泣いてた…
ザ・ジャッキーチェンというより、映画として良い作品。大変満足出来る。
これは、もう、観てください。